23年度 10月例会 報告

10月例会担当の霜鳥です。

10月19日(水)18:00~/高崎市総合福祉センターにて
外部参加の方々も含め、約50名近い皆様にご参加いただきました。
会員報告として、
高橋様から「ドリームプランプレゼンテーションin群馬」
(2011.10.23/藤岡市みかぼみらい館)のご案内と
鴨井様から例年行われている「前橋第九合唱団39周年演奏会」
(2011.12.11/前橋市ベイシア文化ホール)のご案内をいただきました。

講演内容に関しては、以下の通りです。

■講演①「生活・放射線・リスク/情報を“適切”に捉えるために」
講師/群馬大学重粒子線医学研究センター 医学物理士 鳥飼 幸太 先生

講演1の様子※以下は先生の講演内容データをベースに、私が社内説明用にまとめたものです。

少々長くなっていますが、ご参考にしていただければ幸いです。

『3.11以来、表題の話題を耳にしない日はありません。
勿論大変な状況下にある場所、人は沢山存在しますが、
そのエリア外でありながら報道に一喜一憂し、過大に心配しすぎることは、
ストレスが増すばかりで決して良い結果には繋がりません。
通常(普通に)存在する放射線量、その他生活状況(喫煙習慣、航空機利用、
病院での諸検査等々)により被爆する放射線量を知ること。
外部被爆より恐れられつつある内部被爆に関しても、
食物と放射線の関係(例:ジャガイモには芽が出ないよう通常ガンマ線照射が
行われている)を知り、さらにその影響等を正しく実態把握すること。
被爆の結果として恐れられている癌の発症率についても、
本当の要因(通常でも、70歳では2人に1人が癌になる確率あり)が何なのかは、
明確にしにくい部分でもあります。

何事にも必ず存在する「リスク」を、正面から見つめてみることも大切です。
「リスク」は現象として存在し、“確率”で出来ています。
そして“確率”はいつ起きるか予期できないものであり、
ほとんどの「リスク」は“0”に出来ません。
普段、私達は「リスク」を(無意識に)どのように評価しているのでしょう?
便益>リスクである場合、あまり抵抗なく「リスク」を受け入れます。
例えば、胃のレントゲン検査は放射線を受けるが、癌が見つからない方が
遙かに危険である場合。
また、自動車事故で亡くなる人は年間10,000人を超える
(1/10,000/1年)が、その便利さゆえ私達は車社会を許容しています。
原子力発電は、現在の私達の生活を電力面で支える大きな存在であるにも関わらず、
現在はリスクばかりが強調されています。
その要因は、放射線が目に見えず影響が長期にわたって続くという事実。
原子力事故が起きた時、対処の方法がないかも・・・という不安感等々、
飛行機の墜落事故と同じタイプで、レベル以上の恐怖として認識され、
最初からリスク=確率が議論の表に現れてしまうからです。
また、「リスク」は、単一のものではないという事実もありま
す。東日本大震災と福島原発事故は、リスクが重なって起きた現実でしょう。
そこに報道等による「集団心理」が加わることにより、
真実が曲げられてしまうことすらあるのです。
※先生のご意見としては、今後原子力発電は減らしていけるに越したことはない・・・
ということでした。

参考までに、低線量放射線について安全率の考え方で見ると、
医療従事者が「安全に生活し職務を果たせる」職業被爆は50ミリシーベルト/年であり、
全身CTスキャン1回は10ミリシーベルト程度であること。
低線量被爆の研究から、年間12ミリシーベルトを生涯浴び続けても、
健康に優位な影響が出ない確率が極めて高く(節煙、節酒の方が大事)、
放射線に対する安全率は12から50と見積もられているということです。

正しい対処法は、「ある一つのリスクに注目して、ひたすら減らす」より、
「トータルのリスクを分散して小さくする」という考え方をベースに、
恐怖を煽るだけの報道を鵜呑みにせず、正しく数値把握をすることではないでしょうか。』

■講演②「俺たちの野菜/プロアスリートと共に農業・地域活性!」

講師/㈱ドリームチーム

三浦  洋 氏(元青森自衛隊硬式野球部主砲/他)

河野 博文 氏(元読売ジャイアンツ投手/他)

駒崎 幸一 氏(元西武ライオンズ外野手/他)

講演2の様子

地元高崎で、野菜作りをベースに地域活性化を目指して活動をスタートした
㈱ドリームチームの代表3名の方々から、会社名の「㈱ドリームチーム」を決めた理由、
将来に向けての農業の在り方、作り手と消費者を繋ぐネットワークの重要性、
さらにイベントを通じての地域活性化への思い、
みんなを元気にする活動内容等をご説明いただきました。
また、12月4日の『たかさき冬の祭典』に多くの方々がご参加いただけるよう、
ご案内いただきました。

例会終了後、「ざくろ」にて講師4名と会員有志の皆様で懇親会を行い、
意見交換等、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

ご参加いただきました皆様・・・ありがとうございました!

以上、今後ともよろしくお願いいたします。

10月例会担当 霜鳥

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